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企業紹介

2023.06.06

北出勝也先生のビジョントレーニング満員御礼!

米国オプトメトリードクターであり、視機能トレーニングセンターJoy Visionの代表でもある、ビジョントレーニングの第一人者・北出勝也先生によるビジョントレーニング研修を実施しました。

社内だけでなく、地域の同業の人たちと共に学び合いたいという思いから「外部公開型」で実施したところ、10事業所20名の方が集まってくださいました!

見え方と成長の関わり

北出先生がアメリカに渡り、視機能についてさらに深く学ぶなかで、「自分自身の見えづらさ」に気付いたというエピソードから始まった研修。

縦の日本語文字は読みやすいけど、字の詰まった横文字の英語の文献は少し重なって見える・・・・という自分の「状態」を冷静に分析した北出先生は、自分自身の見え方を克服するためのトレーニングに励んだそうです。

「見えづらさ」は一人一人違うため、それが引き起こす困りごともまた、一人一人違います。

そうした困りごとや状態に、丁寧に向き合ってきた過去の事例もお話してくださいました。

トレーニングを丁寧に、日々繰り返す

実際の事例紹介では、小学校低学年の男の子から、中学生くらいの女の子まで、幅広い年齢層のお子様の様子を見せていただきました。

当初は目を動かそうとすると、顔が左右に触れてしまったり、黒目の動きの幅が狭かったりした子たちが、トレーニングによって変化していく事例を動画で見て、「日々の積み重ね」の大切さを改めて知る機会となりました。

漢字を模写するのが苦手な子への支援のなかでは、「書く」の前に、「形を認識する」ためのジオボードを使って、本人の「できた!」の瞬間を増やしてあげる工夫もありました。

当日は机の上にトレーニングに使えるアイテムをたくさん持ってきてくださり、実演してみせてくださいました。

目を動かすためのトレーニングにつかう可愛いボール。目のトレーニングに活かせるアプリ。音楽に合わせてみんなで目の運動に取り組んでみると、眼のトレーニングだけでなく、集中力も高まるのが実感できました。

外部からの参加者のみなさまより

「子どもたちの見え方をどう伸ばすか」を、常に考えていらっしゃるのが伝わってくる北出先生の研修。終了後、参加してくださったみなさまから、たくさんの声をいただきました。

  • ・研修の機会をいただき、ありがとうございました。私共の事業所で、視知覚の教材や個別療育でも取り入れていきたいビジョントレーニングの参考になりました。スタッフ様の気配りや細やかな配慮も素晴らしかったと思います。次回も機会があれば研修に参加したいと思います。(日の出タッチ国府教室様)

  • ・参加させていただき、ありがとうございました。日頃感じている困り感が、ビジョントレーニングによって改善されるのではと、大変興味深く拝聴しました。(ナチュラルキッズ様)

  • ・ビジョントレーニングを必要とする子どもが多くいます。専門的な分野を学ぶことで、私たちもより良い支援が提供できると感じました。 事業所間での交流もでき、とても良い研修でした。本日はこのような研修の場を開催していただき本当にありがとうございました。(ナチュラルキッズ様)

  • ・ビジョントレーニングの活動をしていますが、いろんなアイディアをお聞きしてやってみようと思います。(キッズサポートエブリT様)

  • ・漢字や形を認識するアプローチとして、ジオボードとアボロを取り組んでいきたいです。(児童発達支援事業ギフテッド/トレラ様)

  • ・漢字が苦手なお子さんが多いため、今日学んだことをミッションなどに取り入れてみたいと思います。(きりん教室放課後等デイサービス様)
  • ・ビジョントレーニングの個々に合わせたグッズの作成をしていく。家庭でもできるように子供と作成して提供してもよいと考えている。アセスメントとトレーニング時の動画撮影によるアプローチの経過記録をどんどん残していきたい。(ギフテッド南二軒屋様)

  • ・貴重な研修をありがとうございました!!眼球運動の大切さや、継続することで力が得られる事をしれました。事業所で、すぐ実践できそうなアイテムも多かったのでとっても参加になりました!!今日早速、児童と追従を行ってみました。板書のスピードや、漢字の書き取りがどのくらい上手になるか今から楽しみです。(ナチュラルキッズ様)

  • ・それぞれのお子さんの「今」の状態からしっかり読み取ってていねいなトレーニングへと繋げたい。ペンシル法やナンバータッチ等、「トレーニングらしいもの」では、距離や角度、動かし方の速さや順番等の設定まで意識してていねいに実践していきたい ・当日の支援からさっそく教えていただいたツールの作成、使用や、読み取りのポイントを意識して実践することができた ・遊びのバリエーションへの展開をいくつも思いついたのでどんどん準備して実践していきたい ・研修報告や毎日の支援の組み立ての際に店舗スタッフへ共有し協力して子どもたちの力へと繋げたい(株式会社高徳 トレラ様)

アンケートに記載いただいた事業所名で表記させていただいております。原文を変更している点もあります。ご了承くださいませ。

社内参加者の声

研修を通して「やってみたいこと」が具体的に描けたスタッフがたくさんいました。

  • ・ニューロトラッカーのソフトやわかさ生活のアプリなど、スマートフォンやパソコンを用いたビジョントレーニングを取り入れたい。

  • ・改めて眼球運動について学びが深まり、私自身が知りたかった脳との関係についても理解出来ました。特に音読に読みずらさ・苦手意識を感じるお子さんが居るので、その子を対象に本日実践したトレーニングを重ね、音読力向上に繋げていきます。

  • ・音楽に合わせたビジョントレーニング(眼球体操)を毎日の習慣にしていけるようなプログラムを事業所内で話し合い、実践していきたい。

  • ・音読に苦手意識あるお子様が多いため、眼球運動のトレーニングを重ねながら読みづらさの軽減に努めたい。また、鏡文字のお子様に対しては、ジオボード・アボロパズル・矢印体操などが効果的と伺ったため、日々の療育で取り入れたい。

  • ・お子さんが楽しみながら活動でき、支援者が目の使い方を観察できる活動を考えて取り入れてみたい。自分自身、お子さんの眼の使い方のアセスメントできる力を身につけたい。
  • ・バランスをとりながら目の動きをとりいれたい

  • ・目を使った体操がプログラムに取り入れやすそうでした。

  • ・眼球運動で脳の血流がよくなり、集中力が向上するというお話を聞いて、活動がビジョントレーニングではない日でも、机上学習や小集団活動の初めに眼球運動を取り入れてみたいです。

  • ・他のスタッフが、ジオボードを使っていたが、いまいち効果が分からなかった。今回の事例で、竹の文字を覚えることが出来ていて効果を実感した。今後ひらがなを覚えられてない1年生や、漢字を覚えられない子どもに対して行っていきたい。

  • ・運動を組み合わせる事で子どもの見る力を伸ばすことが可能と仰られていたため、積極的に手指や身体を動かすことを活動に取り入れたいと感じた。また、活動に参加することも大切ではあるが、準備体操をしてから始めるという方法も試用してみたい。

研修を受けたことで「発展したプログラム」を考えたい、もっとチャレンジしたいという意欲にもつながりました。

  • ・今回の研修で学んだトレーニング内容と、自施設の子ども達の現在の能力を考慮して、取り入れられそうなものを実践していきたいと思います。

  • ・研修内で挙げられていた活動を、出来るものは取り入れ、難しいものも事業所のレベルに合わせ取り入れていけるようにしたいです。

  • ・今回の専門的な知識(追従・跳躍・輻輳)等を活用しこれからの自分の学びに繋げ、支援の参考に活かしたいです。

  • ・学習に取り組んでいても指導員の見え方と違う見え方で、困っている子どもたちがいると思うので、まずは子どもたちの眼の動きを確認したいです。その後、トレーニングが必要な子どもには、教えていただいたトレーニングを継続して行いたいと思っています。 教えていただいたトレーニングは、児童発達支援の子どもたちでもできそうなものも多くあり、すぐに実践できそうなので、とても学びの多い研修会に参加出来て本当に良かったです。 ありがとうございました。
  • ・眼球運動チェックの活動では色々な眼球を動かす動作は大変興味深かった。実際に振り子ボールを使い、タッチをする活動では楽しく活動できる事はもちろん、家にある物や事業所にある備品等でも気軽に出来るのだと実感した。自発のビジョントレーニングの活動日に是非取り入れていきたい。

  • ・今回の研修を参考にし、眼球運動を取り入れた療育を1つ以上考える。「見て」「触る」ことで感覚をより発達させるということを療育に取り入れたい。

  • ・現在持っている硬筆プログラムとビジョントレーニングと掛け合わせたものを考えていきたい。

研修は、自分を、そして互いを高め合う場になる

SOUでは「学ぼう」と口が酸っぱくなるほど伝えています。でもそれは「勉強して!」「知識を増やして!」と言いたいわけではないのです。

研修は、チャレンジしたいことを見つけたり、これまでなかった発見に出会ったりするための「きっかけ」にすぎません。

SOUでは、一人一人が、仕事や暮らしの中で「ワクワクするもの」を見つけてほしいと考えています。そのための「きっかけ」をたくさん用意しています。私たちと一緒にワクワクしたい!という方は一度事業所に遊びにきてくださいね。

御礼のことば

今回ご参加くださったみなさまに、この場をお借りして、改めて、感謝申し上げます。「一緒に学び合っていくこと」「地域福祉の質の向上」をともに考えていける皆様と出会えたことは、社内のスタッフにとってとても良い刺激となりました。また、外部交流も目的とした公開型研修は初めてだったこともあり、ご不便等お掛けした点もあるかと思います。「チラシへのご要望」「案内のタイミング」「内容の具体的な事前告知」などへのご要望、いただいたお声は、今後の参考にさせていただきます。

また応募してくださったのに、定員制限のため参加できなかった皆様、申し訳ございませんでした。外部公開型研修は、また機会をつくって、実施したいと思います。ぜひ次回、お会いできるのを楽しみにしております。(株式会社SOU 代表・湯浅絢子)

働くことは、自分のワクワクを見つけること

株式会社SOUでは、アルバイトやパートの人も研修を受講しています。
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ぜひ一度事業所見学にお越しくださいね。