SOUから最新の情報を
お伝えします。

企業紹介

2025.01.03

令和7年「新たな社会貢献」のはじまり

現在、新築工事を進めている国府支援学校は令和7年4月から最新式の校舎での学びが始まり、特別支援教育をリードする取り組みが期待されています。

特別支援教育を担う次世代教員の育成への思い

令和6年11月15日、国府支援学校では、新しいスタートを前に冨樫顧問による研修会が開催されました。
研修では、次世代リーダーとして期待されている先生方の食い入るような眼差しのなか、積極的な質疑応答も展開されました。そして最後には、予想していなかった「トモデココを見学して療育環境を肌で感じ、活動に参加して専門性をより深めたい」との申し入れがありました。

そこで、これからの特別支援教育を担う次世代リーダーを育てる徳島県教育委員会の「マナビ★アカデミアモデル事業」の一つとして、SOUの運営する3つの事業所をまたいだ実践研修が開催されることになりました。

「マナビ★アカデミアモデル事業」×トモデココ

令和6年12月26日、県教委指導主事の先生と国府支援学校の3名の先生方が研修に来られました。

トモデココ放ディとフレールを見学した後、児童発達支援の認知プログラムと感覚統合指導に参加してもらい、まさに”実践形式”の研修です。

子どもたちと初めて会ったにも関わらず、すぐに打ち解けて遊び始める先生方。子どもの興味に沿った接し方、発達レベルに応じたきめ細かい言葉がけ、活動時の素早い対応など私たちスタッフも学ぶことがたくさんありました。

Win-Winの実践研修

今回の実践研修は「支援内容だけでなく、照明・匂い・レイアウト、クールダウンの空間づくりを実際に見て学びたい」という先生たちの声から実現したものでしたが、先生たちの姿勢や思いを直に感じることができ、私たちスタッフも刺激を受けた「Win-Winの実践研修」となりました。

「これはどういう意図があるのか?」
「ここからどういう支援計画につなげていくのか?」
「学校現場とは違う『生活』の場の支援につなげるためには?」
数時間の研修の間、冨樫顧問の話を聞き、現場で実践し、イキイキとした表情で思考をフル回転させている先生たち!
先生たちの支援への思いや学校づくりへの情熱を全身で感じた気がしました。

県教委と連携した社会貢献活動へ

研修を終えた国府支援学校の先生方からは、「担任しているお子さんの行動について『ああ、そういう原因だったのか』という気づきがありました」「自分が担当している体力づくりの新しいアイデアを頂きました。ぜひ取り入れたいです」と嬉しいお声をいただきました。

さらに「感覚統合指導は理論では知っていましたが、どのように実践するか分からないところがありました。トモデココの療育を実際に見て『こうしたらいいんだ!』と心の中でストンと落ちました」などの感想が寄せられました。

「トモデココで専門性を深めた先生方が、新しい時代の特別支援教育を引っ張っていかれることを期待すると共に、株式会社SOUとしても社会貢献活動の一環として、引き続きお手伝いをさせて頂こうと思っています」と冨樫顧問も、徳島の特別支援教育の新時代を担う先生たちに熱いメッセージを送られました。

トモデココでの次世代リーダー育成研修は、令和7年も引き続き行う予定です。

令和7年(2025年)への新たな思い!

子どもたち一人一人が主役になって輝ける場所をつくるというトモデココの創業の思い、そしてその延長線上にあるのが、SOUの掲げる「人を育み、社会を創る」。

そのふたつはどちらも、新しい国府支援学校が目指す教育「すべての子どもが輝き 地域の人とともに活躍する」に通ずるものがあります。

国府支援学校の新校舎での学びが始まるのは、令和7年4月。

冨樫顧問の事業所実践研修を通して得たご縁を大切に、「マナビ★アカデミアモデル事業」に参加された国府支援学校の30歳代の先生方とともに、私たちも「新時代につなげる支援」を生み出していくための一助になりたいと思います。

2023年11月に起工式に招待されたときの様子。